9月2日「月の魅力」
「あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月」 この短歌は、鎌倉時代の僧侶、明恵上人(みょうえ しょうにん)によって詠(よ)まれました。
「明るいなぁ、とても明るい。なんて明るいのだろう、本当に明るいなぁ、月は」と、空に浮かぶ明るい月の様を表した歌です。
まだ電灯などの証明が発明されていない時代、闇夜を照らす月光は、とても明るく感じられたことでしょう。
明恵上人の短歌のみならず、絵画や詩など、月は多くの芸術のテーマになってきました。昔から、人々は月に魅了されてきました。
街に街灯が普及し、夜でも過ごしやすくなった現在では、月明かりの恩恵を意識することは少なくなりました。しかし、明恵上人が詠んだ月の魅力は、現代の私たちの心にも響くものがあります。
秋は空気が澄んで、月がより綺麗に見える季節です。夜空を見上げて、私たちを優しく照らす月に心を癒やされてみませんか。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月2日(木)「月の魅力」です。
<今日の心がけ>
自然に親しみを持ちましょう