9月7日(火)「思い違い」

人は時として、必要以上に考え込んでしまうことがあります。身近な人が不機嫌だったりすると、その原因は自分にあると考えてしまうものです。


 Dさんは、中途で入社してきたFさんに、苦手意識を持っていました。

なぜならFさんが入社した当初、挨拶をしても目を合わせてくれないなど、Dさんに対して無愛想な態度を取ることが多かったからです。

Dさんは次第に、<Fさんは、自分のことが嫌いなのかな。何か不快にさせるようなことをしたのかな>と思い悩むようになりました。


 ある日、Fさんと話す機会があり、思い切って今までのそっけない態度について聞いてみました。

すると、「自分は人見知りで、新しい職場に緊張していたんだ」と拍子抜けするような答えが返ってきたのです。


 このように、人間関係の悩みは、自己の勘違いや思い込みが招いていることも珍しくありません。

たとえ相手がそっけない態度を取ったとしても、思い切って自分から話しかけることで、相手の心が開かれるかもしれません。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月7日(火)「思い違い」より

<今日の心がけ>
考えすぎず行動してみましょう