9月10日(金)「誕生日を祝う」

誕生日は1年に1度訪れます。現在は、皆で個人の誕生日を祝うことが一般的になりましたが、元々日本には誕生日を祝う風習はありませんでした。


 昔は現代と違い、生まれた時の年齢を1歳とし、お正月を迎えるごとに加齢する「数え年」で年齢を数えていました。


 また、現代に比べれば、医療が未熟で衛生面や食料事情も乏しかった時代は「7つ前は神のうち」とされ、7歳で初めて人として認められていたのです。


 そのようなことから、無事に子供が成長したことを祝い、神様とご先祖様に感謝したことから「七五三」が生まれ、その風習は今も受け継がれています。


 戦後、昭和24年に年齢の数え方について、「年齢のとなえ方に関する法律」が制定され、数え年ではなく、満年齢の数え方が一般的になりました。

それにともなって個人の出生した日を祝う習慣ができたといわれます。


 誕生日には、多くの人からの支えがあって、今の自分があることを振り返る日にしたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月10日(金)「誕生日を祝う」より

<今日の心がけ>
多くの人の支えに感謝しましょう