9月12日(日)「さわやかな朝」

Tさんの会社には清掃業者が常駐しています。出勤時には、給湯室やトイレ、分別ごみ置き場などが、すっきりと清掃されています。


 ある日、Tさんは仕事の都合で、始業時間の2時間前に出勤しました。すると、清掃業者のスタッフが正面玄関前を清掃していたのです。<朝早くからありがたいな>と思ったTさんは、「おはようございます!」と声をかけました。
 サッと振り向いたスタッフは、明るく「おはようございます」と返してくれ、Tさんは、何ともさわやかな気分でその日をスタートすることができたのです。


 昼や夜の「こんにちは」「こんばんは」には「ございます」はつけません。なぜ朝の挨拶は、「ございます」と丁寧な言い方をするのでしょう。


 一節では、歌舞伎界の朝の挨拶からきているといわれます。歌舞伎役者の支度は時間がかかるため、かなり早く会場に入ります。

その際、裏方が労いを込めて、「お早いお着きでございます」と出迎えた言葉が変化したそうです。


 そこには「今日もよろしくお願いします」という思いも込められています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月12日(日)「さわやかな朝」より

<今日の心がけ>
進んで挨拶をしましょう