9月14日(火)「物も仕事仲間」

物の働きは、扱い方で変わります。たとえば楽器は、正しくメンテナンスしてこそ「美しい音を奏でる」という役割を果たすことができます。


 職場においても、「物」が仕事の助けになるか否かは、扱う人の物への態度にかかっているといえます。

正しく丁寧に扱えば、仕事を円滑にしてくれますが、扱い方を誤れば、故障や事故につながりかねません。


 仕事は、物なくしては成り立ちません。パソコンや電話、自動車などが存在しなければ、仕事にならない業種も少なくないでしょう。そうした意味でも、「物は仕事仲間である」と捉えることができます。


 職場の仲間との信頼関係からチームワークが発揮されるように、物もまた、感謝をもって扱うことで、本来の機能や性質を発揮してくれるのです。


 私たちは当たり前のように物で満たされているだけに、物への感謝を忘れがちです。

改めて、身の回りにある物に対して、仕事仲間と接するように、心を込めて扱いたいものです。

その時、物もまた私たちのために働いてくれるでしょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月14日(火)「物も仕事仲間」より

<今日の心がけ>
物を丁寧に扱いましょう