9月26日(日)「娘の一言」

日々、業務にあたる仲で、物事が順調に進む時もあれば、そうでない時もあるものです。

うまく進まない時は、視野が狭くなりがちなので要注意です。


 ある日、部下のミスによって業務が滞ってしまったSさん。

その日一日、<なぜ、間違うんだ>と、部下に責め心を持ちながら仕事をしてきました。

 帰宅すると、妻が小学生の娘に宿題の間違いを注意しています。

ところが、娘はあっけらかんと妻に「次できたら○(まる)かな?」と聞くのです。


 思いがけない娘の一言によって、その場の空気が和んだのでした。

妻は「そうだね。次できたら○だね」と笑顔で答え、娘は真剣に宿題に取り組んだのです。


 一連のやり取りを見て、Sさんは、部下に対する心の持ち方を反省しました。


そして、<誰に対しても許す心と信じる心を持とう>と決意したのでした。


 誰もが、うまくいく時とそうでない時があり、それぞれに要因があります。

まずは、その要因を客観視(きゃっかんし)してみましょう。

その際の気づきを次の業務に活かすことができれば、ワンランク成長した「○」へと昇華するのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養2021年9月26日(日)「娘の一言」より

<今日の心がけ>
信じる心を持ちましょう