11月20日(土)「和の心」

本年は、聖徳太子の没後1400年遠忌(おんき)に当たります。


 太子が十七条憲法に「和を以って貴し(たっとし)と為す」と漢文で記した、「和」の精神を敬愛する日本人は今も多くいます。


 聖徳太子の時代から現在まで、この和(わ)の精神は受け継がれ、「他人が幸せでなければ、自分も幸せになれない」という考えが継承されています。

 かつて、東日本大震災の際にも、日本人が和を大切にする姿勢が諸外国の人たちから注目されました。

極限の状況下で、生活必需品の配給に、列を乱さずに並んで受け取る日本人の姿から、思いやりの精神を感じたといいます。


 その後に起きた大きな災害時でも、日本人が規律を保ち、冷静に行動ができた背景には、他者を思いやる和の精神が培われていたからではないでしょうか。

 和の精神は、職場や家庭でも必要です。日本人が代々受け継いできた精神を大切にしましょう。


 和の精神に誇りを持ち、周囲と協調しながら、日々を過ごしたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養11月20日(土)「和の心」より

<今日の心がけ>
思いやりの精神を大切にしましょう