11月24日(水)「心がこもった文書」

「手紙などの文書は、手書きであれば好感度が高い」というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではないようです。


 アナログの価値を研究し、アナログとデジタルを融合したサービスの開発を手がける「アナログ価値研究会」は「時間をかけ心を込めて手書きしたもの」「できるだけ早く手書きしたもの」「タイプしたもの」という三種類のメッセージカードに対して、読み手が「思いがこめられている」と感じた度合いを調べました。

その結果、①時間をかけた手書き、②タイプした文章、③速記した手書き、の順でした。これは、読み手が推測した文書の作成時間と比例していました。


 つまり、単に「手書きだから良い」というものではなく、「手間と時間をかけてくれている」と相手が感じることこそが好印象の元であるといえるのです。

 故に、文書を作成する時には、読みやすさや情報伝達の正確性など、読み手に配慮した文章の構成に努めたいものです。


 書き手の心は、形や手段ではなく、相手への思いやりによって伝わるのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養2021.11.24(水)「心がこもった文書」より

<今日の心がけ>
読み手に配慮した文書を作成しましょう