12月15日(水)「困難が自分を変える」
陸上女子やり投げの北口榛花(きたぐちはるか)選手は、2019年10月に日本記録をマークし、その勢いで翌年の東京五輪に向けてトレーニングに励んでいました。
しかし、2020年3月に東京五輪の1年延期が発表されました。
モチベーションの維持が難しい中、北口選手は「延期をきっかけに助走の方法を変えました。
オリンピックはゴールではなくて通過点。”日本記録保持者の私”は、私が超える」と、延期を自分が変わるチャンスと捉えたのです。
その結果、2021年に開催された東京五輪では、ケガの影響でメダル獲得には至らなかったものの、日本女子では57年ぶりの決勝進出を果たしました。
私たちが業務に取り組む中で、また日常生活を送る上で、様々な事情で予定通りに物事が進まず、思い通りにいかないこともあるでしょう。
自分の力ではどうにもならないことを嘆いても、なかなか状況は変わらないものです。
困難に直面した際には、<自分の成長の粮(かて)にしよう>と肯定的に受けとめ、今できることに懸命に取り組みたいものです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養12月15日(水)「困難が自分を変える」より
<今日の心がけ>
今できることにベストを尽くしましょう