12月24日(金)「贈り物に込める思い」
日本において、クリスマスは家族や親しい間柄でプレゼントを贈り合ったり、サンタクロースが子供たちにプレゼントを運んだりと、楽しいイベントの1つとして定着しています。
アメリカの小説家であるオー・ヘンリーの短編『賢者の贈り物』は、この時期に相応しい読み物として、現代でも多くの人に親しまれています。
貧しくも慎ましく暮らす夫婦の物語で、妻は夫へのクリスマスの贈り物を買うため、大切にしていた美しく長い髪を切り、売ってしまいます。
一方、夫は妻への贈り物を買うため、祖父、父、自分へと譲り受けた金時計を売るのです。
自身の大切な物を売ったお金で、妻は夫の金時計に似合う鎖を、夫は妻の髪に飾る櫛をそれぞれ贈りますが、結果としてそれらは用をなさなくなりました。
しかし2人は、相手を1番に思う気持ちを確かめ合うこととなったのです。
クリスマスには、普通自分を支えてくれている家族に対して、感謝の気持ちを込めて、相手が喜んでくれそうなことをしてみませんか。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養12月24日(金)「贈り物に込める思い」より
<今日の心がけ>
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