12月28日(火)「新年に向かって」

 大晦日が近づき、玄関先の軒下(のきした)やドアなどに、注連飾り(しめかざり)が飾られる時期となりました。


 注連飾りには、シンプルで古風な注連縄(しめなわ)から花やリボンで彩られたカラフルなものまで多様な種類があり、正月の風景を華やかにしてくれます。

年末年始の風物詩として日本人に親しまれている注連飾りは、日本の神話にも登場するほど、長い歴史を持ちます。


 「注連(しめ)」という言葉には、「場所と場所の境界を明確にする」というような意味があります。

そして「注連縄」とは神社や神木(しんぼく)といった神様が宿るとされる所や物に飾られ、不浄(ふじょう)な物の侵入を禁ずる印として張る縄です。


 正月の注連飾りもまた、その空間に年神様を招き、家族の無病息災や事業の繁栄を祈念するという意味があるのです。

 来年も、健康で朗らかに働けることを願って、家庭や職場を注連飾りで彩ってみてはいかがでしょうか。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養12月28日(火)「新年に向かって」より

<今日の心がけ>
年越しの準備をしましょう