1月1日(土)「今年は壬寅」

今年の干支(えと)は「寅(とら)」です。

多くの日本人は自身の干支を即答できるでしょう。

それほど干支は日本人にとって、馴染み深いものといえます。


 干支は中国から伝わったとされています。日本では12種の動物「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)」を干支と呼んでいます。

 干支の原型は「干支(かんし)」です。

十干十二支(じっかんじゅうにし)の「干(かん)」と「支(し)」を組み合わせたものを干支と呼ぶようになったといわれています。


 十干は、「甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・庚(こう)・壬(じん)・癸(き)」からなり、これに陰と陽を当てはめるようになりました。

 この干支は1年ごとに順送りしていくため、「甲子(きのえね」」から始まり「癸亥(みずのとい」まで、60年で一巡することになります。これを還暦としています。


 また、干支は暦だけでなく、「正午」「子午線(しごせん)」「甲乙つけ難い」など、時刻や方位、物事の順序などにも用いられ、現在でも多くの事柄に使われています。


 年が改まった本日、干支について調べてみてはいかがでしょうか。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養1月1日(土)「今年は壬寅」より

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