1月8日(土)「フードドライブ」

「フードドライブ」という言葉を知っていますか。


 フードドライブとは、家庭で余っている未使用食品を持ち寄り、それらをまとめてフードバンク団体や地域の福祉団体、施設などに寄贈する活動です。

 「誰かへのおすそ分け」ともいえるこの活動は、1960年代にアメリカで始まり、現在日本でも多くの人々や自治体が取り組んでいます。

ある高校では、「食べ物に困っている人が増えている」と知った保健委員の生徒たちが、イベントなどの際に食品の回収を1週間呼びかけました。


 その結果、約800点の缶詰やレトルト食品が集まり、地域の団体に寄付することで、食品ロスの解消や生活に困窮する人の支援へと繋がりました。

 農林水産省によると、日本における食品ロスの量は1年間に約612万トンあり、その半数近くが家庭から発生しているといわれます。

家の戸棚で眠っている缶詰1つが、誰かの命を繋ぎ、喜んでもらえるかもしれません。

私たちも自分にできることを探し、行動に移したいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養1月8日(土)「フードドライブ」より

<今日の心がけ>
食品の無駄がないか見直しましょう