1月12日(水)「厳しさの奥にあるもの」
セミナーの講師の仕事を始めて、3年が経ったOさん。
これまでは、先輩と一緒に行うことが多かった講座を1人で担当することになりました。
先輩や上司の前でシミュレーションを重ね、当日に向けて張り切って準備をしていると、上司が声をかけてきました。
「受講する人たちの多くは、君よりも年上で経験も豊富。君の話から学ぼうと思う人は少ないかもしれない。だから、無理に教えようとはしないことだよ」
そう言われたOさんは、<何でそんなことを言うのだろう>と暗い気持ちになり、自信を失いかけました。
しかし後に、その言葉の真意は「偉ぶる気持ちを持たないように」という意味であったと気づいたのです。
それからは、講座を担当するたびに、上司の言葉を思い出しながら、謙虚な姿勢で講和を進めていくことを心がけています。
周囲から受ける厳しいと感じるアドバイスでも、奥底にある真意を汲み取ることで、自分を励ます言葉となることもあるでしょう。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養1月12日(水)「厳しさの奥にあるもの」より
<今日の心がけ>
謙虚さを忘れずに取り組みましょう