1月20日(木)「良いしまり」

大寒を迎え、厳しい寒さに体が縮こまる人も多いでしょう。

あたたかな布団から出たくないという時もあるかもしれません。


 しかし、その時々の季節や気候は嫌っても変わってくれるものではありません。


むしろ「いやだ」と思えば思うほど、寒さを辛く感じてしまうものです。


 そうした時には、冬の冷たい気候が我々にもたらしてくれる恵みに意識を向けてみてはどうでしょうか。

寒い季節の良いところを探してみるのです。


 たとえば豪雪地帯には、秋に収穫された野菜を雪中に埋め、厳しい冬を乗り越えさせる「越冬野菜(えっとうやさい)」があります。

越冬野菜は、雪に埋められることで寒さから身を守ろうとして甘みが引き出されるのです。


 このように日本では、昔から冬の寒さは様々な「良いしまり」をもたらすものとして、良い部分もみてきました。


 体調を崩さないように暖を取りつつ、時には冷たく清らかな空気を受け入れ、身も心も引き締めてみませんか。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養2022.1.20「良いしまり」より

<今日の心がけ>
寒さを受け入れて過ごしましょう