1月25日(火)「ひと手間添える」

久しぶりの出張を終えたUさんのもとに、1通のハガキが届きました。


 差出人は出張先でお世話になった取引先のT課長からでした。地元の景勝地があしらわれた絵葉書には、出張を終えたUさんを気遣う内容と、取引が無事に成立したお礼の言葉が書かれていました。


 Uさんは、出張先のホテルにチェックインした際にも、T課長からのメッセージをフロントで受け取っていたのです。

T課長の温かい心遣いに移動の疲れが和らいだことを思い出し、心を配る大切さを再認識したのです。


 取引先に対する心配りなど、考える余裕もなかったUさん。

T課長からのメッセージに、仕事を進める上で大切にしなければならないことは、成果を出す前に、相手への思いやりと真心だと改めて感じました。


 Uさんはこの思いやりから生まれたひと手間こそ、相手とのより良い関係性を築き、会社同士の信頼関係を構築する要因にもなると確信しました。

 Uさんは「真心を込める仕事とは何か」をテーマに今日も業務に励んでいます。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養1月25日(火)「ひと手間添える」より

<今日の心がけ>
思いやりの気持ちを育みましょう