1月27日(木)「炬燵(こたつ)」
定番の暖房器具の1つである「炬燵」には、様々な種類があります。
イスごと入れる「ハイタイプこたつ」や、1人用の「パーソナルこたつ」、デザインを重視した「円形のこたつ」など、様々です。
炬燵は約500年前の室町時代から存在していました。
はじめは囲炉裏の上に低い台を置き、着物をかぶせたものだったようです。
江戸時代には囲炉裏に櫓(やぐら)を組んだ「やぐら巨燵(こたつ)」、火鉢に櫓を組んだ移動式の「火燵(こたつ)」などがあり、明治時代には「掘り炬燵」が誕生しました。
電気式は大正時代後期に生まれ、戦後にテーブル型の電気ごたつが発売されてからは、炬燵が1大ブームとなり、一般家庭の冬の定番となりました。
物には時代と共に変化してきた歴史があります。
その変遷を知ることで、その物を見る目が変わり、知れば知るほど愛着が湧いてくるものです。
物への愛情がさらに良い物を生み出し、物を変化・発展させてきたのかもしれません。
私たちも、日頃使う物への関心と感謝の気持ちを深めたいものです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養1月27日(木)「炬燵」より
<今日の心がけ>
物への関心を深めましょう