2月7日(月)「言葉を顧(かえり)みる」

時の流れにより、その時代を映し出す「流行り言葉」が生まれます。


 会話の中でも「流行り言葉」を使うことがありますが、中には文法状、正しくない使い方も少なからずあるようです。

日常の何気ない会話でも、その言葉に関心を持ち、正しい日本語を使うように心がけたいものです。


 「流行り言葉」に限らず、間違って習慣となっている言い回しがあります。

たとえば、ビジネスシーンでの電話で、「お名前を頂戴できますか?」と促すことがあります。

これは「あなたの名前をもらえますか」という意味になります。

名前はもらうものではないため、「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」「お名前を教えていただけますでしょうか」と聞くのがよいでしょう。


 また、「電話番号は○○になります」もよく耳にします。

正しくは、「電話番号は○○です」と言います。「になります」は変化した結果に使う言葉です。


 意味は通じても、明らかに不自然な言葉遣いは、その人や企業のイメージが損なわれてしまいます。

望ましい言葉遣いに日頃から留意したいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養2月7日(月)「言葉を顧みる」より

<今日の心がけ>
美しい日本語を使いましょう