2月9日(水)「生物の関係性」
生物は、ほかの生物と関わり合いを持ちながら生活しています。
たとえば、「食べる」「食べられる」という関係は、その関わり合いの一つです。
生物を食物連鎖の中でランク付けしたものを「栄養段階」と呼びます。
植物がレベル1、草食動物がレベル2、それを食べる肉食動物がレベル3などです。
肉食動物を捕食する生物は、さらに高いレベルに分類されます。
たとえば海洋の頂点捕食者とされるマグロは、レベル5程度ということになります。
人間はレベル2と3の間であると推定されています。
自然界にはレベル3や4以上の生物がいることを考えると、低いと感じられるかもしれません。
これは、人間が様々な食物をまんべんなく摂食(せっしょく)する機会を持っているためです。
実際に私たちは、植物からマグロといった頂点捕食者まで広く摂取しています。
「食べる」「食べられる」という関係を含めて、生態系は生物間の様々な関係性で成り立っています。
私たちが摂取する食べ物には、それ自身の命だけでなく、ほかに影響を与えた多くの命も含まれていると考えるべきかもしれません。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養2月9日(水)「生物の関係性」より
<今日の心がけ>
命の元を自覚しましょう