2月16日(水)「失敗を活かす」

誰でも失敗の経験はあるものです。
 今から十数年前の新入社員時代、大きなミスをしたMさんは「自分には会社における未来がない」と悲観していました。すると、父親から「前途など決まっていない。大事なのは最善を尽くしたかどうかだ」と声をかけられました。
 その言葉を聞き、Mさんは改めてそのミスを見つめ直しました。ミス自体は単純なもので、確認作業を十分にすれば防げるものだったのです。

<2度とこのような失敗をしない>と心に誓い、以来、大事な場面では指差し確認を行なっています。過ちを受け入れ、一歩前に進めたことで公私ともにミスが減り、それがMさんの財産となったのです。
 「後悔先に立たず」という言葉があるように、してしまったことを後から悔いても仕方ありません。しかし、失敗後の行動が未来につながるのです。
 失敗してしまった時こそ、<改善すべきチャンス>と捉えて、反省すべき点は素直に反省し、唯一無二の人生を自らの力で切り拓いていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養2月16日(水)「失敗を活かす」より

<今日の心がけ>
失敗から学びましょう