2月19日(土)「自分ができること」

自分ができることを<相手もできるものだ>と思い込み、人を責めてしまうことがあります。


 Fさんはある日、宿題をしている小学3年生の娘に「このくらい簡単にできるでしょう。

何でこんなことぐらい、すぐにできないの」と言いました。


 すると娘は「私はお父さんとは違うの。そんなにすぐにできるんだったら、ちゃんとやってるよ」と言い、泣き出してしまいました。

 一連のやり取りを見ていた妻からは「自分ができるからといって、いつもできないことを責めるけれど、何の解決にもならないでしょう」と言われました。


 Fさんは今まで妻と娘に不快な思いをさせていたことを反省し、すぐに2人に詫びたのでした。

そして、職場でも同じように後輩を責めていたことや、自分にもできないことがたくさんあることに気づかされたのでした。


 職場では、後輩の育成を任されているFさん。

できないことを責めず、できることを褒め、伸び伸びと後輩が育つような環境づくりに努めています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養2月19日(土)「自分ができること」より

<今日の心がけ>
人のいいところを見つけましょう