3月10日(木)「不測の事態に備える」

不測の事態に備えることは重要です。

たとえば、近くに急病人がいたとします。

心筋梗塞など、原因が心臓に関わる場合は一刻を争います。


 救急車を呼ぶ以外に、AEDが近くにあれば使用を考える必要があります。

これは心臓の痙攣を抑える装置で、医療従事者でなくとも使用が可能です。


 消防庁から出された平成30年のデータによると、一般市民が心肺機能停止を目撃した事例は、2万件以上に上ります。

その中で、目撃者によるAEDでの除細動が施されたのは5%弱でした。

除細動が行われたかどうかで、生存率や社会復帰率に5倍程度の違いがあるといわれています。


 このような時のために、AEDについて調べておくことは大切です。

自身の生活圏でAEDがどこに設置されているかを確認し、どのような条件の時に使用できるものなのか、正しく知る必要もあるでしょう。


 身近な人を守るためにも、またいざという時に後悔しないためにも、救急救助の手順を日頃から確認しておきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月10日(木)「不測の事態に備える」より

<今日の心がけ>
救急救助の確認をしましょう