3月18日(金)「話し手の役割」

企画部のTさんは、プレゼンテーションがとても苦手でした。


 ある時、Tさんは上司からプレゼンの際に早口になっていること、それによって語尾が聞き取りづらくなっていることを指摘されました。


 さらに、「大切なのはプレゼンする物の魅力を理解し、熱意を持って伝えられるかだ。

どんなにスムーズに話せたとしても、そこに熱意がなければ相手には響かない」と言われました。

Tさんは苦手なプレゼンを早く終わらせようとするあまり、肝心なことを忘れていました。

ただ話をするのではなく、商品やプロジェクトに関わった人たちの思いを代表して伝えることが、プレゼンをする人の役割なのです。


 相手に聞き取りやすく、わかりやすく話すことはもちろん大切です。

しかし、それ以上に話の内容に対する熱意が、相手の心を動かすのではないでしょうか。


 上司からの指摘をきっかけに考えを改めたTさん。

上手く話すこと以上に、熱意を持つことを意識して日々仕事に取り組んでいます。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月18日(金)「話し手の役割」より

<今日の心がけ>
熱意を持って伝えましょう