4月3日(日)「あの頃の自分」
父親のYさんは、小学4年生のK君から「学習塾に通いたい」と言われました。
そこで、「通い始めたら辛くなってもやめちゃだめだよ。それでも本当に塾で学びたいんだね?」と念押しして、学習塾に通わせることにしたのです。
しかし、3ヶ月が経ったある日、K君が母親に「塾に行きたくない」と言い出しました。
その日は母の説得で、K君は渋々、塾に行きました。
後日、その話を知ったYさんは<あんなに念押ししたのに>と残念に思いました。
しかし、Yさんは自身を振り返った時、K君と同じ年頃の時に、数ヶ月足らずで塾をやめてしまったことを思い出したのです。
Yさんは、塾をやめた後しばらくして、そのことを悔やんだのです。
<Kが自分と同じように塾をやめて後悔することのやいよう範を示そう>と心を改めたYさんは、早起きをして読書や資格の勉強を始めました。
すると、K君も早起きをして、Yさんの隣で塾の宿題をやるようになったのです。
学びの仲間を得たK君は、塾へ向かう足取りも軽くなったのです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月3日(日)「あの頃の自分」より
<今日の心がけ>
自分自身を振り返りましょう