4月5日(火)「花見の歴史」
多くの花々が咲き始めると、春の到来を実感できます。
四季折々に私たちを楽しませてくれる花はたくさんあります。春を一段と華やかにしてくれる花の代表は、何といっても桜でしょう。
奈良時代は、花といえば梅をさしましたが、国風(こくふう)文化が栄えた平安時代には、桜が注目されるようになりました。
平安初期の歴史書『日本後紀(にほんこうき)』には、822年に嵯峨天皇が「花宴之節(かえんのせち)」を催したと記されてあります。
戦国武将の豊臣秀吉は、1598年の春に「醍醐の花見」を京都の醍醐寺で催しました。
畿内から集めた700本もの桜を植え、息子・秀頼や北の政所、諸大名やその妻たち、近親数百人を招いた豪華な花見だったといわれます。
今では定番となった花見ですが、歴史を知ることで、いつも見ている桜をより深く味わうことができるでしょう。
忙しい毎日ですが、桜をゆっくりと鑑賞できるひと時を持ちたいものです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月5日(火)「花見の歴史」より
<今日の心がけ>
春の花を楽しみましょう