4月15日(金)「心の向く方向」

総務部で働くHさん。ある年の4月、大幅な制度の変更により、様々な業務の調整に奔走していました。


 これまで慣れ親しんだ仕事のやり方を変えなくてはならない状況になり、仕事に追われる日々が続いてたのです。

Hさんは心身ともに疲弊し、なかなか前向きに仕事に取り組むことができなくなっていました。


 しかし、ある日の出勤途中、Hさんは風に吹かれて桜の花ぶらが空に舞い上がっていく光景に目を奪われました。

その桜の美しさに、Hさんは気持ちが晴れやかになっていくのを感じたのです。


 そして、大きく深呼吸をして、<周囲の状況がどうであろうと、自分のやるべきことをしっかりとやっていこう>と思いきることができたのです。

 ふとしたことで心が前向きにも後ろ向きにも変化します。

自分の置かれた状況はなかなか変えられませんが、その状況を受けとめる心次第で、良い方向に変えることができるのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月15日(金)「心の向く方向」より

<今日の心がけ>
何事も前向きに受けとめましょう