4月18日(月)「つながりを意識する」

私たちは日頃、様々な「縁」の中で暮らしています。


 最も身近なつながりは、親子や兄弟といった家族を基本とした「血縁」です。
一方、居住している場所を基本のつながりとすることを「地縁」といいます。

 日本における村社会は、この2つが強力に絡みあった集団で、日常生活は元より、神事や冠婚葬祭、防犯などに効果を発揮していました。


 しかし、地方から都市部に人口が流出するようになると、居住地には「血縁」がなく、「血縁」がある故郷には「地縁」がないという状況も生まれました。

さらに、居住地の「地縁」も持てず孤立する人が増加しています。


 日常生活を支えるインフラが整備され、衣食住に不自由さを感じない便利な現代の生活では、表面上は一人で生きているような感覚に陥ることがあります。

 しかし、人は必ず何らかのつながりによって生きています。生命維持に必要なエネルギーである穀物や野菜、肉や魚も私たちの命を支えてくれています。


 様々な縁の中に生かされていることへ、感謝を忘れずにいたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月18日(月)「つながりを意識する」より

<今日の心がけ>
様々な縁に意識を向けましょう