4月21日(木)「顔を見れば」

1億人以上の顔分析をデータベースに、人の性格や行動パターンを研究している学問に「相貌心理学(そうぼうしんりがく)」があります。その精度は高く、フランスではビジネスや教育の場面でも活用されています。
 「相貌心理学」では、人の顔の骨格や表情筋のつき方などの客観的な特徴から、個人の変わらない本質的な部分と、変わりうる部分とを総合的に判断し、相手の思考や行動パターンを想定していきます。
 顔は人間の内面の変化を敏感に映し出します。日本では昔から「顔色を窺う」「顔が広い」「合わせる顔がない」など、人の気持ちやコミュニケーションの状態を、「顔」という言葉を使用して表わしてきました。

親や祖先と自分の顔は不思議と似ています。顔には遺伝的要素も含まれますが、そこには自分では気づいていない情報が、隠れているのかもしれません。
 毎朝、鏡に映る自分の顔をよく観察してみましょう。親や祖先から受け継いだ顔に親しみを持ち、朗らかな心持ちで仕事や生活をしていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月21日(木)「顔を見れば」より

<今日の心がけ>
自分の個性を発見しましょう