5月6日(金)「子供への眼差し」

働き盛りのCさんは、会社から帰宅すれば子供を育てる親でもあります。
 休日にCさんは、就学前の子供を連れて公園へ出かけました。すでに数組の親子がいて、どの子も元気に遊具や草木の周囲を走りまわっていました。ところが、親の様子はそれぞれ違っていました。
 ある親は子供が遊んでいる様子を眺め、別の親はベンチに座ってスマートフォンの画面を眺めていました。それを見て<子供の遊んでいる様子を今、見ておかないのは、勿体ないことなのかもしれない>と思ったのです。

その後、子供の様子を見ていたCさんは、<あんなに上手にブランコに乗れるようになったんだな><楽しそうな声を出すんだな>と、次々と子供の成長を感じ、いつにも増して子供への愛おしさが募ったのでした。
 忙しい現代人にとって、「◯◯しながら」が必要な場面は少なくありませんが、そのために大切なことを見逃していることはないでしょうか。
 じっくり観察することで、気づくことがあるかもしれません。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月6日(金)「子供への眼差し」より

<今日の心がけ>
その時その場に集中しましょう