5月31日(火)「五月雨」

「五月雨(さみだれ)」は難読字であることが有名で、「さつきあめ」と読むこともあります。
 五月雨(さみだれ)という字を見ると、5月に降る雨のことと思われがちですが、この5月は旧暦を指しており、現在の新暦では、5月下旬から7月上旬にあたります。
このことから梅雨の別称とされています。
 五月雨を用いた言葉に五月雨式や五月雨戦術などがあります。その語源は、梅雨のように断続的に降る雨に由来し、これが転じて、ダラダラと続ける様を表しています。
 しかしながら、日々の業務や課題に取り組む際は、五月雨式では成果がでないでしょう。難しい案件に対しても、計画的にコツコツと進めることが大切です。
 このようにダラダラとコツコツの違いは、惰性的に時を過ごすか、明るく朗らかに取り組むか、その心の在りように違いがあるようです。
 名を馳せた先人は、明朗な心で粘り強く続けることから、解決策や重要なヒントを得た人たちです。コツコツと明朗な心で業務に励みましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月31日(火)「五月雨」より

<今日の心がけ>
明るく朗らかに取り組みましょう