6月1日(水)「本当に必要か」

6月1日は衣替えです。この時期にクローゼットやタンス、靴箱などに収めてある衣服や靴を、夏物へ入れ替える人も多いでしょう。
 前回出した衣服をしまうとき、たとえ1度も着なかった服だとしても、「来年は着るかもしれない」「捨てるのも面倒だ」「もったいない」などと、またしまい込んで、翌年も同じことを繰り返してしまう人がいるかもしれません。
 この状態は、衣服を活かさないだけでなく、保管場所に物を詰め込みすぎてシワや傷みの原因にもなります。整理整頓のつもりで、着ない服を保管するためのケースを新たに購入するなど、本末転倒といえるでしょう。
 衣替えで服の入れ替えをせず、1年を通して服を入れっぱなしにしている状態も同様です。頻繁に着るものは取り出しやすい場所に置いている反面、奥のほうには何年も使われていない服や靴が保管されている人も多いでしょう。
 「要・不要」の基準は人それぞれです。衣替えを契機に、不要な物は思い切って処分し、必要な物はより大切に使いたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月1日(水)「本当に必要か」より

<今日の心がけ>
必要な物を大切に扱いましょう