6月10日(金)「原点回帰」

慣れが出てくると、思わぬトラブルに見舞われたり、気が緩んで失敗したりすることがあります。何事においても、初心や原点にたち返ることが大切です。
 会社や学校の創立を祝う記念行事の目的は、創立当初を振り返り、苦労したこと、嬉しかったことなど、先人たちの苦労や喜びを改めて自覚することです。
 そうした自覚は、今後の仕事の励みにもなるはずです。また、当時は在籍していなかった人たちにとっても、創立時の状況を知るきっかけとなります。

一方、夫婦の場合の原点は、結婚記念日でしょう。結婚記念日は夫婦の契りを交わした日であり、日頃の感謝を相手に伝える絶好の機会でもあります。
 個人の場合には、誕生日が原点に返る日です。誕生日は、言うまでもなく自分の命がこの世に生まれ出た日です。その命を育んでくれた両親や、これまでお世話になった人たちへ感謝を表す日ともいえるでしょう。
 誰でも初めは未熟であり、多くの助けがあって成長するものです。日頃から、自分自身の「原点」にたち返り、感謝の気持ちを深めていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月10日(金)「原点回帰」より

<今日の心がけ>
初心にたち返りましょう