6月18日(土)「面倒なことの先に」

どんな仕事にもその仕事特有の苦労があるものです。
 一社員であれば「細かい作業が多く、手間暇かかる」、管理職であれば「問題対処に時間を割かれる」など、仕事の手順や社内のコミュニケーションに関して、面倒だと感じながら仕事をした経験はないでしょうか。
 面倒とは、「面倒を起こす」「面倒な手続き」というように、通常は手数(てかず)がかかって不快なことや煩雑(はんざつ)でわずらわしいという意味で使用されますが、「面倒を見る」「などのように協力や支援を行なうなどの意味もあります。
 ただし面倒と思う作業こそ、仕事を円滑に進め、成果につなげる鍵が隠れています。アニメーターである宮崎駿氏は、ドキュメンタリー番組ですぐれた作品を生み出すためには、「めんどくさいとの戦いなんだ」と語っています。

 物事を成し遂げるためには手間暇がかかるものです。人と人、仕事と仕事をつなげ結ぶことを面倒だと感じる時があるかもしれません。しかしながら、その仕事の意味を自分なりに見出し、小さなことにも心を傾けていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月18日(土)「面倒なことの先に」より

<今日の心がけ>
小さなことにも真心を込めましょう