7月6日(水)「日本人と数学」

OPEC(経済協力開発機構)の学習到達度調査(2018年)によると、日本における15歳の生徒の数学的リテラシー(知識と能力)は、OPEC加盟国37カ国の中で第1位という結果でした。
 私達がかつて学んだ算数や数学の教科書は、江戸時代に吉田光由(よしだみつよし)によって書かれた『塵劫記(じんこうき)』が基になっているといわれています。

元々はそろばんのマニュアルでしたが、改版を重ね、「絹盗人算(きぬぬすびとざん)」「ねずみ算」など、人々を楽しませる問題が豊富に取り入れられるようになりました。
 すると、一家に一冊あったとまでいわれるほど江戸の町に広がり、『塵劫記』の普及によって日本人の数学的センスは向上していったといいます。
 数学が得意な人もいれば、苦手意識を持つ人も多いでしょう。しかし、根拠に基づいて論理的に説明していくためには、数学の存在は欠かせません。

また、時刻や日付等、様々な数字が私達の生活を支えています。お客様に安心と信頼を与えられるよう、数字を有効活用して業務に活かしていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養7月6日(水)「日本人と数学」より

<今日の心がけ>
数字に親しみましょう