7月23日(土)「花火大会の翌日」

Mさんが住んでいる町では、例年7月下旬に花火大会が行なわれています。夏休みに入ったばかりの時期ということで、花火大会には多くの人が参加します。
同時に、花火大会が終わると、会場周辺にはゴミが散乱しています。
 そのため、翌朝、様々な団体が朝早くから集まり、花火大会が行なわれた市内の河川敷を清掃することが、見慣れた光景となっているといいます。Mさんが、小学生になる息子を連れて初めて清掃活動に参加したときのことです。
 河川敷には、空き缶や紙ゴミ、ビニールシートなど、たくさんのゴミが残されていました。Mさんと息子はゴミの量に圧倒されながら清掃活動を始めました。

ゴミを分別しながらの作業でしたが、自分たちが持っているビニール袋は、30分ぐらいの時間で、5袋が満杯になりました。
 ほかの人たちの様子を見てみると、同様にゴミ袋を手に持っている人が多く、一所懸命に作業していたことがわかりました。Mさん親子は、少しずつ綺麗になる町同様に、心が清らかになっていくように感じたのでした。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養7月23日(土)「花火大会の翌日」より

<今日の心がけ>
清掃に心を込めましょう