7月31日(日)「記憶の仕方」
私たちは、物事の特徴を記憶する際に、言葉にして覚えることがあります。しかし、そうすることで間違った認識を持ってしまうこともあるようです。
名古屋大学の研究グループは、人の顔は、いったん覚えた後で「目が大きい」などその特徴を言葉にすると、記憶を誤って思い出してしまうことを世界で初めて発表しました。
これは、顔の特徴を主観で記憶し、言語化する際に記憶にある類似した別のものを当てはめてしまい、認識を歪めてしまうことが原因として挙げられます。
私たちの仕事においても、手順を覚えたり、技術を習得する際にメモを取ったり声に出してみたりするなど、言葉で覚える方法があります。
それ以外にも、実際に行動に移してみたり、相手の動作を見てやってみたりする方が、記憶に残しやすいという人もいるでしょう。
物事を覚える方法は言語化だけではありません。視覚や感覚で覚えるなど、五感全体で自分に合った記憶の方法を探してみてはいかがでしょうか。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養7月31日(日)「記憶の仕方」より
<今日の心がけ>
自分に合った覚え方を探しましょう