8月3日(水)「打ち水の効果」

一年で最も暑い夏の時期を迎えています。
 近年、地球温暖化やヒートアイランド現象が問題となっていますが、暑さ対策の一環として道路や庭に水を撒く「打ち水」が改めて注目されています。
 もともと打ち水は、茶の湯の作法として客を迎える際、玄関先に水を撒き、場を清める意味合いで行われてきましたが、後に涼を取ることや土ぼこりが舞うことを防ぐためにも行われるようになりました。

打ち水には、水が蒸発する際に出る気化熱で周囲の温度を下げることや、水が蒸発せず地表に残った状態では、地面の気温が上がりにくく、地面を通る風を冷やす効果があるといわれています。
 また、水は日向ではなく日陰の場所に撒くことがより効果的で、時間帯は気温が上がり切っていない朝と、気温が下がりつつある夕方がよいとされます。
 夏場は莫大な電力を必要としますが、エネルギーは無限ではありません。限られた資源であることを意識して生活していきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月3日(水)「打ち水の効果」より

<今日の心がけ>
感謝して水を使いましょう