8月6日(土)「決断力」

選択肢が多いことは、良いことだと捉えられがちですが、一方で選択肢が多いために支障をきたすということもあるようです。
 定年後の年金投資計画に関する研究では、会社が提示する投資信託が十件増えるごとに、参加率が二%落ちるという結果が出ました。
 これは選択肢が多すぎると、どれを選べばいいのか決めることが難しくなり、後回しにした結果、参加しないという選択になったと考えられます。
 アメリカのコーネル大学の研究によると、人が一日に決断する回数は、無意識のものを含めると三万回以上にもおよぶと言われています。
 「目が覚めたけれど、起きようか起きまいか」「コーヒーを飲むか、お茶を飲むか」など、私たちは、生活の中で何らかの決断を迫られます。

「決断疲れ」にならないためにも、「目が覚めたらサッと起きる」など、良い習慣を蓄積しましょう。そうすることで、大事な局面に遭遇した際に、決断力を発揮できるようになるはずです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月6日(土)「決断力」より

<今日の心がけ>
決断力を発揮しましょう