8月12日(金)「見識を広げる」

世帯におけるスマートフォンの保有割合が九割を超え、インターネット環境が拡充したことで、私たちは必要な情報を入手しやすくなりました。


 便利になった反面、フェイクニュースやデマなど、事実かどうかが分からない情報がSNSなどを介して拡散されています。それがあたかも正しいと思い込んでしまうことで、考え方の偏りが生じるという弊害も起きています。


 このような問題が起きる要因として、発信する側の考えの偏りに加え、受信側もSNSでの情報を拡散する基準に「事実かどうか」よりも「共感できるか」「面白いかどうか」で選ぶ傾向にあることが挙げられるでしょう。


 情報は私たちの生活に欠かせませんが、正しく理解するためにも様々な視点から物事を見ていくことが大切です。それには多くの場所に出向き、人に会い、自分とは異なる意見に耳を傾ける積極性と柔軟性が必要です。

 情報に惑わされないようにするためにも、あらゆる観点から物事を捉えるという意識を持って、日々過ごしたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月12日(金)「見識を広げる」より

<今日の心がけ>
情報に惑わされないようにしましょう