8月16日(火)「渡り鳥に学ぶ」

渡り鳥は春先の繁殖期を涼し場所で過ごし、冬を暖かい場所で越します。
そんな渡り鳥の中で、北極圏と南極圏という信じられない距離を移動するのが「キョクアジサシ」です。一年の移動距離は最長九万キロ以上といわれています。


 カモメの仲間であるキョクアジサシは、体長がわずか三十五センチほどしかなく、風の流れを見極めながら、命がけで長距離飛行を成し遂げていきます。

 三十年ほどの寿命のキョクアジサシは、一生の間で二百万キロ以上を移動しますが、この数字は、地球と月を三往復以上の距離を飛ぶ計算になります。


 キョクアジサシは、V字の編隊を組んで飛びます。これは先頭の鳥が、後ろに続く仲間が飛びやすいように、気流をつくるためだといわれています。

一羽一羽が向かう方向を理解しているからこそ、目的地にたどり着けるのでしょう。
 職場においても、目前の仕事がどのような目標を達成するために行なっているのか、その方向性を理解して、共通認識を持つことが大切です。
 私たちも目標に向かって、人生の翼で大きく羽ばたきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月16日(火)「渡り鳥に学ぶ」より

<今日の心がけ>
目標の方向性を定めましょう