8月24日(水)「三つの視点」

今、皆さんはどのような視点で自身の仕事に取り組んでいますか。
 東京大学大学院・経済学研究科教授の伊藤元重(いとうもとしげ)氏は、経済を読み解くには「三つの視点」を磨くことが重要であると説いています。
 高いところから物事を広く大きく見渡す「鳥の目」。小さく細かい視点で普段は目の届かないところを見る「虫の目」。潮の流れを読むように、状況の変化や先を読む視点の「魚の目」の三つです。

大局的な経済動向に限らず、日常の業務も視点が偏ってしまうと、限られた手法でした対応できない事態に陥ってしまいます。逆に、困難に見える状況も、視点を変えることで、思わぬところから解決のヒントが見つかることもあります。
 私たちは立場や置かれている状況によって、同じものを見ていても違って見えることがあります。どの視点が優れているかではなく、様々な視点を使いわけることが重要でしょう。
 物事に行き詰まった時には、異なる視点で対象を見つめてみましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月24日(水)「三つの視点」より

<今日の心がけ>
視点を変えてみましょう