9月2日(金)「天王山の戦い」

ビジネスシーンやスポーツの試合等で、大事な場面や勝敗の分かれ目となる局面を「天王山」と言います。この言葉は、ある戦いが由来となっています。


 それは1582年(天正10年)6月2日、本能寺の変で織田信長が、家臣の明智光秀に打ち取られたことに端を発します。

 その知らせを聞いた、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)は中国地方で交戦していた毛利輝元と和睦を結び、主君の仇を討つため踵を返し、京を目指します。

 秀吉はわずか10日ほどで戻り、現在の京都と大阪のほぼ中間地点にあたる山崎の地が、天下分け目の合戦の舞台となりました。

 その場所が天王山の麓にあたり、この戦で勝利した秀吉が、その後天下統一を成し遂げていくことから、重要な戦いや局面が変わる場面を「天王山」や「天王山の戦い」というようになったのです。

 業務の中でもここぞという場面に出くわすことがあるでしょう。その際は何のためにこの業務をしているのか再確認し、集中して取り組みたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月2日(金)「天王山の戦い」より

<今日の心がけ>
集中して取り組みましょう