9月14日(水)「灯火親しむべし」
「灯火親しむべし」とは、秋になると涼しくなり、夜も長くなるので、灯の下で読書するのに適しているという意味です。
二歳の息子がいるMさんは、就寝前の日課として、絵本の読み聞かせをしています。動物や乗り物の絵本などを読んであげると、息子が大変喜ぶだけでなく、その後の寝つきが良いのです。
すやすやと眠る息子の寝顔を見ていると、昔のことを思い出しました。Mさんが幼かった時、父が同じように絵本を読んでくれたのです。その際、分からないことを質問すると、父がていねいに教えてくれました。
<お父さんは何でも知っていてすごい>と思いました。尊敬の気持ちを抱くと共に、今でも読書が好きなのは父のおかげであったと感謝しています。
<そろそろ息子から色々と質問されるかもしれないな>と感じているMさん。
かつて優しく教えてくれた今は亡き父の姿を思い浮かべながら、息子の成長を楽しみにしています。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月14日(水)「灯火親しむべし」より
<今日の心がけ>
親子で読書に親しみましょう