10月3日(月)「電車での備え」

電車で通勤しているSさん。ある日の通勤途中に、同じ車両内の少し離れた所から、「大丈夫ですか!聞こえますか!」という女性の声が聞こえました。
 その女性は、卒倒した男性に必死に声をかけていました。男性はドアにもたれながら何とか立ち上がり、譲ってもらった席に座って、次の駅で降車しました。

その様子を見ていたSさんは、今後自分の目の前で同じようなことが起こった場合、どのような対応をすれば良いのかを知っておく必要があると感じました。
 鉄道車両には「非常通報装置」が設置されています。急病人の発生や、不審者・不審物を発見した際などに、ボタンを押すことで乗務員にそれを知らせたり、状況を説明したりできます。
 今回は急病人の近くにいた人が対応しましたが、対応が難しい場合は、速やかに非常通報装置のボタンを押して乗務員に知らせましょう。

「備えあれば憂いなし」ともいいます。できるだけ冷静に対処するためにも、非常時の対応を確認しておきましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養10月3日(月)「電車での備え」より

<今日の心がけ>
もしもの時に備えましょう