10月5日(水)「失敗から学ぶ」

プロ野球界で名将として名を馳せた野村克也氏は、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」と述べました。
 この言葉は、江戸時代中期の剣豪であり、かつて現在の長崎県にあった肥前国(ひぜんのくに)・平戸藩(ひらどはん)の藩主である松浦静山(まつらせいざん)の剣術書『常静子剣談』の中に書かれた言葉を引用したものです。

失敗したら必ずその失敗につながる行動があったと捉え、原因を探るべきでしょう。野村氏は、負けた時に、「敗因はどこにあったのか」「どうすればそのミスをなくすことができたのか」とチームで考える時間を設けました。
 こうした時間が、選手たちの失敗について考える力を促し、強豪チームを作り上げる一助となりました。
 ビジネスの世界においても、同様のことが当てはまるのではないでしょうか。
失敗をして、苦境に陥った時こそ、その原因をしっかりと追求し、成功の糧としたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養10月5日(水)「失敗から学ぶ」より

<今日の心がけ>
失敗を成功の糧にしましょう