10月12日(水)「一時的中断からの発見」

印刷業を営んでいるCさんの職場では、本誌を活用した活力朝礼を取り入れています。
 ある時、職場の朝礼のプログラムを担当するリーダーが長期出張のためオフィスを留守にすることになり、二週間、朝礼の実施を控えることになりました。
 ところが朝礼を中断して一週間が経過すると、どことなく職場の雰囲気がギクシャクし、従業員どうしの報告、連絡、相談が滞ってしまったのです。さらには、今まで発生しなかったミスが頻繁にするようにもなりました。
 毎日、リーダーの指示の下、実施していた朝礼によって、「風通しがよくなり、皆の結束力が強くなる要因だったんだ」とCさんは改めて痛感したのです。
 やめてみることで客観的に朝礼の効果が分かったCさんの職場では、リーダーがいなくても朝礼が進行できるようにプログラムを見直し、再開したのでした。
 業務においても改めて振り返ってみることで、新たな気づきや発見があるものです。客観的に業務を顧みて、さらなる改善につなげていきましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養10月12日(水)「一時的中断からの発見」より

<今日の心がけ>
日々の業務の点検をしましょう