10月27日(木)「数値の印象」
私たちの身の回りには、数字で表された情報が多くあります。数値に基づいて物事を判断する機会は、意外に多いようです。
数字は客観的に事実を記述するのに便利です。その一方で、数値の表現方法によって、受け止め方が異なってしまうこともあります。
例えば、200円の商品に対して、「20%引き」と「40円引き」は同じことですが、それぞれの表現が与える印象は異なります。この場合、前者のほうが「値下げ感」が強いかもしれません。
これに対して、商品の値段が200万円だった場合、20%の割引より、「40万円引き」という表現のほうが値下げ感を実感できるでしょう。
また、「10万人のうち1万人に効果があった」という事実に対して、「1万人に効果があった」とだけ伝えると、効果が誇張してしまう恐れがあります。
数字を含んだ情報を見る際には、それが何を意味しているのか、一歩踏み込んで考えたいものです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養10月27日(木)「数値と印象」より
<今日の心がけ>
多角的な見方をしましょう