11月1日(火)「適切なケア」

ある時、Nさんは友人からお祝いに胡蝶蘭を贈られました。
 胡蝶蘭について育て方を調べてみると、「胡蝶蘭は多年草の植物で、地上部が枯れずに枝葉を残したまま冬越しするので、花がすべて落ちてしまっても、毎年花を咲かせることができます」とありました。
 水のあげ方や置き場所、温度等に気を配りつつ花を楽しんだ後、手順に従って、ていねいに植え替えをしました。
 植物も私たちと同じように生きています。胡蝶蘭に対する適切なケアを知らなければ、また花を咲かせることはできないでしょう。
 Nさんは胡蝶蘭の世話を通じて、職場で後輩を育成することの重要性を再認識しました。後輩一人ひとりの性格や特性を把握しつつ、声掛けをし、気持ちよく日々の業務にあたりたいものだと思いました。
 植物も人それぞれの特性を知った上で、いかにそこに愛情を持って心を向けるかが大切だと改めて感じたNさんです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養11月1日(火)「適切なケア」より

<今日の心がけ>
それぞれの特性を生かしましょう