11月5日(土)「奇跡の一本松」

東日本大震災の復興シンボルの一つである、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の根が、現在、東京都千代田区にある紀尾井清堂に展示されています。
 展示されている根からは、高さ約27メートルの巨木を支えていたことを彷彿させる力強さと生命力が感じられます。
 一本松のあった高田松原は、かつては7万本を超える松林でした。それが津波によって失われました。その中で、奇跡的に残った一本松の存在は、多くの被災者に元気と勇気を与えて、復興の象徴となりました。
 樹木が根に支えられているように、人も多くの支えによって生かされています。
生み育ててくれた親はもとより、共に暮らす家族、職場で共に働く人たちなど多くの人に支えられています。
 そして、自分自身も誰かの支えとなっているのです。支えられていることに、感謝を深めつつ、誰かを支える存在として自分自身をさらに磨き高めていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養11月5日(土)「奇跡の一本松」より

<今日の心がけ>
生かされていることへの感謝を深めましょう