11月6日(日)「日本人の美徳」

日本では、「人に迷惑をかけない」といった考え方が美徳とされています。文化人類学者のルース・ベネディクト氏は、自著の中で、日本には「恥の文化」が存在し、世間体など他人を気にする国民性であると述べています。
 欧米では「自分が迷惑をかける分、相手の迷惑にも許容範囲を広く持つ」という考え方が一般的だといいます。一方、日本では、「周りの人から自分がどうみられるのか」という考えが根づいているというのです。
 「人に迷惑をかけない」という行為は、人目を気にするあまり、相手に頼れないという面もあります。しかし見方を変えると、集団を尊重しながら「他人を思いやる」という一面も含まれるでしょう。
 職場で、お客様、同僚など、他人とのかかわりがある中で相手を思いやることはとても重要です。
 一人ひとりが「他人を思いやる」という、日本人の国民性・美徳に誇りを持ちたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養11月6日(日)「日本人の美徳」より

<今日の心がけ>
相手を尊重する働きをしましょう